Gran Trino

クリント・イーストウッドの『Gran Trino』見ました。 




日本でまだ公開してないのね。超・有名監督の主演作品だからきっとそのうち公開されると思う。

クリントのおじぃ、しぶい・・・(笑
こう、呻き方が・・・(笑
そして御年78歳になられるのに元気だ・・・(笑

もし私が先に死んだら、
うちの旦那はこんな感じの頑固おじぃになりそう・・・(笑
私も旦那も早死に家系の気がしますが。

Gran Trinoってフォード社のスポーツカーよね~。
車と戦争行ったおじぃの映画だから嫌だなぁと正直思ってましたが、
旦那が見たいと言ったので見ました。

そうそう、アメリカでは太平洋戦争に行った元軍人さんがこういうスポーツカーを購入したものの、戦争で亡くなってしまったため家族がガレージに保管し、それが今頃出てきたりするらしい。走行距離の少ない、稀少な車よね。歴史を感じますね~。

まぁそれはともかく、
結構良い作品だと思いました。

最近のこの方の作品って、戦争に関わるものが多いよね。『父親たちの星条旗』や『硫黄島からの手紙』はもろに戦争映画だし、Gran Trinoは直接戦争ではないけども戦争に行って殺人を体験した人間の心情や精神状態を描いてます。本人が主演だけど、めっちゃ人種差別用語を使いまくってるってのがびびりました。おい、そこまで言っていいのか!?と。

あと、『ミスティック・リバー』 『ミリオンダラー・ベイビー』なんかと同様、家族間の問題が(そんなに深くないけど)浮き彫りに。









★ここからネタばれ・マニアック化します★


イーストウッドさん扮するWaltが奥さん他界後にお隣さんのアジア人の姉Sue・弟Tao(映画ではラオス・中国・タイの山間部出身の民族と言っているが、イマイチどこかわかりません)と仲良くなるんだけど、そのせいで(?)周辺に住んでる同じ民族のギャングとの争いに巻き込まれます。Waltとしてはギャングがウザいから近づくなと脅すのだけど、その結果その姉・弟家族の自宅が銃撃され、姉の方が襲われレイプされるのです。

このレイプに関する表現。姉が襲われるシーンは一切無く、その後ボロボロになって帰宅したところのSueの様子(ちらっと足元が映る)、Waltが話す様子でレイプされたのだなと予測されます。大体映画・TVの中でレイプが表現されるときって、襲われるシーン(押し倒されるとか、服を剥がされるとか)が必ずあるのだけれど、これにはない。どういう意図があるのかな~とクリントさんに聞いてみたいなぁと思いました。

あと女性がレイプされると周りの男性(主に親近者)が怒り狂う→仕返のパターンが映画・TVや日常でも常だけれど(それでその女性がレイプされたことが表に出たり、本人は隠しておきたいのにその他関係ない人にそういう事実がばれてしまったりする。警察や裁判のお世話になっても結局は世間に公表されてそれがセカンドレイプ化して問題なのだけれど)、Sueが襲われたことに対するWaltの反応が面白いと思いました。

弟Taoが怒り仕返しをしに行こうと憤るもののWaltに止められ(ってか地下室に閉じ込められ)、Walt一人で仕返しへ。

ところがどっこい仕返しの方法が今まで見てきたパターンと違う!Waltはギャングをけしかけ、自分を近隣の住民が見ている中で銃殺させるのです。そりゃギャングと言えども証人がいるから警察に捕まるわよね~。それがWaltの意図なんだよね。ま、一言でいうと自己犠牲ということですね。

私はキリスト教に疑問を抱いているけども、こういう自己犠牲の復讐方法があるのだねと思いました。もちろん誰にでもできるわけでなし、死ねば問題解決ってわけでもないけども。

そしてWalt死後の遺産相続のシーンはなかなか痛快だったわ。薄っぺらな関係の血族の顔が面白かった。








ってことで星4つ。
★★★★



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米国で自由なパワフル8歳男児に振り回されっぱなしな働くお母さん。このやなわらばーはどうしてくれようか。

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